人生について考えてるなう。
自分が芸術作品を作っているのは欲深な名誉欲と出世欲と安定志向に駆られているに他ならず、衝動的で純粋な気持ちで筆を取っていた事は今までだってずっとないという事がほぼ明確に分かってきた。これは開き直りである。
私は大きな勘違いをしていた。偉い芸術作品を作るなら大きな課題が必要だ。例えば、戦争や政治や経済やその他世界で取り上げられている問題の山を切り崩すように選び、そこからコンセプトを立てるベきだ。…などということは全くなかった。
極端な事をいえばブリーフ＆トランクスが掲げる「半径５メートル以内の日常生活」のテーマの方がよっぽど社会問題を取り上げているし、そう考えたら大それたテーマ（芸術間における絵画論やセンシチブな心象風景）について考える事が次第にばかばかしくなってきた。
学生時代の私は芸術家になる事に対してやたら意識が高かった。勿論私だけでなくそういう人は何人もいて、多くは尖った頭で政治や3.11の自然災害に中途半端に介入して問題意識を掲げた作品を描いたりしていた。
こういうものは一種の病気と同じで、本当にそれらの事象について語りたいのであれば政治家か活動家にでもなればいいわけです。そうじゃないってことはただ'人より頭が宜しい芸術家として認められたい'だけなわけで、かくいう私も無意識の中でこういった醜い欲が見え隠れしていた。（人より頭のよい事ができるならいいのです。でもそのつもりになって偉い気になってはいけないという事です。）
高校の時にduane hansonやErwin wrumの作品をみた。それで、この業界は思ったよりも無邪気で素直で面白い世界なんだと心躍った思い出がある。だからこそ、先述したような考えに捉われてはいけない。
これからも私は絵でお金を稼げるなら悪魔に魂を売り渡すだろう。名誉欲も出世欲も今まで以上に芽生えてくるだろう。でも偉い芸術作品を作る必要なんてないという事だけはきちんと理解しておかなければならない。
多分これを心に刻んでおかないとだめになっちゃうかもしれないから書き残しておく。
とかいってるけど私も女なので、絵からいったん離れれば日常生活の事で頭がいっぱいになる。いつか結婚して子供ができたら絵なんか忘れてバルザックの『希望は過去にしかない』という言葉を噛み締めながら子育てに励むんじゃないだろうか。それならそれでもかまわないとおもう。一回の人生なんだから、その時やりたいことだけをして楽しめば良い。
幸い大きな後悔はせずに済んでいる。これからも自分に自信を持って私の出来る事の限りをして過ごしていきたい。
そんな全力をかけているお仕事のお知らせです。
『東急ハンズ横浜店閉店記念イベント〜ハンドメイドクリエイティブフェスタ〜』
東急ハンズ横浜店が建物を取り壊して一次閉店するから壊す前にいっそ店をめちゃめちゃにしてくれって依頼があったのでめちゃめちゃにしてきます。
三日間ぶっ続けで公開制作する事になりました。ので、見に来て下さい！
ワークショップもやります。六本木のアートナイトで行ったワークショップとそのまま同じものやるので、前回やりそびれた人は是非この連休中、東急ハンズにおこしください！一日限定５０人前後だからお早めにお越し下さい。予約はしないそうです。
開催日：7月13日（土）～15日（月・祝） 3日間終日
■定員：各日50名程度 ※当日参加のみ
■参加費：無料
■場所：東急ハンズ横浜店 1A 階段付近
閉店イベント「ハンドメイドクリエイティブフェスタ」開催決定 !!
ハンズらしく、「ハンドメイド」をテーマにした期間限定アートイベント。
舞台は、なんと空きフロア！（Ｂ１Ｂ・１Ａフロアを予定しております）
空間アートにワークショップ（手づくりイベント）、作品展示など
ハンドメイドの魅力を存分に堪能できる企画をご用意いたします。
現行の東急ハンズ横浜店ではこれが最後のイベント !!
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。
http://yokohama.tokyu-hands.co.jp/item/cat/post-99.html
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